2011. 10
アマチュア無線、他 電気少年時代から続く、自作が大好きな「店主の趣味の部屋」です
自作50MhzSSBトランシーバー 自作430Mhzオールモード機 TORIO TR-5200(430M改造)
430Mhz機内部 50Mhz機内部 50Mhz機フロントエンド基板
アマチュア無線についての回想
 趣味を題材としたホームページを作ろうと思い立つキッカケとなった中でも一番のお金と多くの時間を費やしてきたものは、なんと言ってもこの部屋で紹介する趣味の王様、「キング・オブ・ホビー」と言われていた”アマチュア無線”に優るものは自分にとっては他にありません。

 小学生の頃、能登半島のド田舎に生まれ育ち、そして暮らしていた私が、電気少年になるきっかけは何時だったのか、誰に影響を受けたのか、どこからそんな情報を得たのか、今となっては思い出そうにも時間が経ちすぎて、本当のところ私にも記憶は定かではありません。
鉱石ラジオ製作からスタートした電気少年の小さな夢は、中学校へ進む頃には真空管ラジオや無線通信など、様々な電気関係の事柄に興味深々の日々を過ごす事になっていきました。

 思い起こせば、その頃から自分の将来の進路を自分の一番大好きなことを職業として生きたいと、子供心にもかすかに夢を描いていたような記憶があります。
 たとえば子供たちに「大きくなったら何になりたいですか?」と聞くと女の子なら花屋さん、パーマ屋さん、男の子なら運転手さん等と答えるように、私は「電気屋さんになりたい」などと思っていたのに間違いありません。
 しかしながら、理想は現実との戦いの中においては、いとも簡単に打ちのめされる運命にあるのが常であり、家業(理容業)との狭間の中で今日現在に至るまで、不本意ではありますが少年時代の夢と違った現実に身を委ねる結果となってしまいました。

 自分においては究極の目的であったはずの「自分の中の”一番”をそのまま一生涯の仕事として生きたい」との思いが実現不可能と知り、そしてその事を悟った時、その時点から自分にとっての”一番”である理想の生き方との決別でもありました。
そうは言いながらも本気で諦めることに自問自答しながら、吹っ切るまでには相当長い年月と、それなりのお金を投資する結果となりました。

 したがって、この考えはあくまでも私個人の考えであって、皆様に私の考えを押し付けるものでは決してありませんが、還暦を過ぎてから数年が経ち、長い道のりではありましたが「自分の一番好きなことを生涯の仕事とすることだけが、人生においてのベストの選択とは言えない」との決して負け惜しみでも何でもなくて、大げさかも分かりませんが素直な気持ちでそう思えるようになりました。

 電気少年時代の延長線上にある「アマチュア無線」はこのホームページ上では二番手にランクされていますが、音楽やCD制作、音響器材関係、コンピューターに至るまで、原点は全て”ラジオ、電気少年”時代にあると言っても過言ではなく、この長い間に培った様々なノウハウ無しではこのホームページも陽の目を見ることもなかったようにも思います。

 理容店主の遊びの空間としての「店主の趣味の部屋」をアップしながら、2年間”工事中”の看板を上げていたことのお詫びと、還暦を過ぎた”電気オヤジ”のマニアックな趣味の部屋へお越しを頂き本当にありがとうございます。

                                                  DE J A9BYK
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