能登ふるさと博 灯りコンサートIN 狼煙   2011

7/         時間 19:00〜20:00
 23開催  場所 禄剛崎灯台園地内 

 
 
 昨年、一昨年に続き、今回が3回目となる能登ふるさと博のイベントとして行われた「灯りコンサート」に参加しました。

 今回も能登半島最北端の地にある禄剛崎灯台大地を、8,000個のキャンドルで飾り、夜の”さいはて”の雰囲気を味わって貰おうと、会場設営の業者スタッフはじめ、地元のボランティア団体、市観光交流課の皆さんなど、沢山の人達の力で会場作りが時間ギリギリまで精力的に行われていました。
 この高台にある灯台までの道のりは、私のような前期高齢者まじかのオヤジには大変厳しく、昨年に懲りて今年は階段道を止め、もう一方のスロープ道から登る事にしましたが、ギターケースや他の荷物が負担になり、急勾配もあって息切れしながらの会場入りでした。

 当日は法事のために東京から帰省していた娘に、坂の途中から荷物を持ってもらって大助かりでしたが、自分の体力が年を追うごとに着実に落ちてきていることを痛感させられました。

 今年の夏も暑いとはいえ、昨年の開会直前まで風雨にさらされて、突風が吹くという悪天候とは違って、主催者の方々も時間的にゆとりのある準備が出来たらしくて満足されたのか、お手伝いのSTAFFの皆さんの明るい表情がさわやかでした

 コンサートが始まる頃には、ライトアップされた真っ白な「禄剛崎灯台」をバックにしたステージが現れ、遠くに見える「8,000個のキャンドルの灯り」に囲まれながら最高のバックステージで唄うことができました。
 幻想的な夜の能登半島最北端の灯台をバックにした舞台で、キャンドの灯りと、アコースティックな音楽が彩を添え、多くの観客の皆様には十分に満足いただけたと思います。
今年の出演者は私を含めて4名で、持ち時間は各自25分位の時間の中での演奏となりました。

 トップは珠洲の曹洞宗の住職で「馬頭琴」という珍しい楽器を奏でるIwao和尚、二番手が私で、三番手にこのイベントにいつもお誘いいただいている「タコU」こと大畠 優さん、最後は沖縄民謡と三糸演奏の北川 子(ちか)さんで締めくくりました。
 MCは急遽決まったのとのことでしたが、私のコンサートにも何度かお願いした地元のママさん、竹田妙子さんが、素敵な美声で出演者の紹介や、進行役を務めて頂きました。

 この「能登ふるさと博」は今年限りと聞いていますが、開催のきっかけになった「能登半島地震」からすっかり元気を取り戻し、復興を成し遂げた私達能登地方にくらべて、今年三月十一日に発生した「東日本大震災」で被災され、お亡くなりになられた方々、また原発事故で故郷を追われた多くの方々の窮状を見るにつけて、自分がこの地震復興イベントに出演して唄っていることのギャップに複雑な思いを抱くと共に、一日も早い復興を祈らずにはいられませんでした。

 このコンサートが来年も引き続き開催される事を願うと共に、できればお誘い頂けるように頑張りたいと思います。

灯台バックでリハ中
今年もり、り、り!
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